180 wanderer

UKハードコアとローグライクRPGは呼吸

2020年の個人的に良かったUKハードコア5曲

皆様こんばんは。気付けばあっと言う間に今年も大晦日

今年はどんな一年だったでしょうか。きっとあらゆる所で大きな変化があった年だったのではないかと思います。

僕の方は、某疫病の影響もあってはっきりと「良かった!」とは言いにくい面もあるのですが、長年の目標を一つ達成できたり、また新たな事柄に対しても挑戦を始められたりと、決して悪いことばかりの一年ではありませんでしたね。

しばらくはまだまだ厳しい状況が続くと思いますが、来年は問題なく現場へ赴いて楽しく遊ぶことができるようになっていればいいなと強く願っています。

さて、そんな色々なことがあった2020年ですが、Happy/UK Hardcore方面においては今年も変わらず沢山の素晴らしい楽曲がリリースされました。

無論全てを紹介するのは難しいのですが、せっかくなのでこの記事を使って特に気に入った5曲をピックアップさせて頂こうと思います。

気になったアーティスト/楽曲があれば、是非ともチェックして頂けると嬉しいです。

 

 

1.JAKAZiD-Came 2 Party

イギリスはロンドンのレーベル・HYPERNIGHTのコンピレーションに収録された楽曲。ハードコアファンのみならず音楽ゲームファンにも御馴染みであろう作曲のJAKAZiDは、まるでジェットコースターのように勢いのある派手なハードコアを得意としているのですが、この曲はまさにそんな”彼らしい”路線を突き抜けたかのような一曲。

最初から最後までアシッドライン・ブレイクビーツ・M1ピアノと言ったレイヴィーな音色が嵐のように荒れ狂い、一瞬たりとも耳や体を飽きさせてくれない強烈なキラーチューンです。こちらのコンピレーションはこれ以外にも沢山良い曲が入っているので、特にオールドスクールなレイヴサウンドが好きな方は合わせて是非チェックを!

(余談ですがちょっとだけ音が小さいです、そんなに気になるレベルではない)

 

2.Sample Junkie-Get Fucked(JAKAZiD Remix)

同じくJAKAZiDによる、UKのベースミュージックレーベルInflux:Audioよりリリースされたハードコアリミックス。原曲はチャキチャキとした金物と唸るミュータントベースがいい味を利かせた渋かっこいい楽曲なのですが、こちらはバウンスコアチックなアプローチを交えよりハードで縦ノリ感の強い出来栄えとなっています。初めて聴いた時物凄く衝撃を受けたのもあって、もし1曲に絞って挙げるのならばこれを挙げたいかもしれません。マジですごい。

 

3.Technikore-Dreams(Back to 2005 Remix)

おそらく2020年現在最も知名度があるハードコアレーベルと言って過言ではないであろうElectric Foxから、こちらもシーンの最前線で活躍し続けるTechnikoreによるリリース。元は今風なHappy Hardだった原曲をタイトル通り2005年頃の氏の作風に寄せて大胆にリミックスしたもので、Technikore-Follow The Lightを思い起こさせるアンセミックなシンセリフ、そして煌びやかなピアノパートは、00年代後半~10年代前半のUKHCをこよなく愛する筆者にとっては正にドストライクを突いてくるものでした。最近は160や165の楽曲も多いTechnikoreですが、たまにこういう系統の楽曲をリリースしてくれるだけでも私としては大変ありがたいです……

 

4.Ranzor & DeBisco-Mana Spring

個人的2020年ベストレーベル賞を上げたい国際ハードコアレーベル、HPTG Musicからつい最近リリースされた一曲。シングルカットされるよりも以前に今年発売されたHardcore Underground 8に収録されていたのですが、こちらで正式に発売されたおかげでほぼほぼフル尺貼って紹介できるようになりました。やったね!煌びやかでキャッチーなハードコアを得意とするRanzorとチップチューンライクな音が特徴のDeBiscoによるタッグ(余談ですがこの二人,Twitter見てると物凄く仲良さそう)により製作されたこのトラックは、正に二人の良い所詰め合わせと言ってもいいようなピコピコでポップでハード、そしてどことなく懐かしさを感じるような曲に仕上がっています。多分ゲームミュージック好きな方はこれ大好きなんじゃないでしょうか。勿論私も大好き。

 

5.Entity × Darwin-Retro Riddim

Hardcore Underground代表の片割れである御馴染みDarwinと、HUを代表するDJの一人として精力的に活動しているDJ Entityによる合作。リンクを貼っているのはBrutal KutsからリリースされたBK Editionですが、元々はEntityの3rdアルバム「Velocity」に収録されていたものです。(ちなみに多少展開に違いはありますが曲調自体は変わりません)EntityもDarwinも比較的ハッピーハードコアチックな音を得意としていて、この二人の合作は当然そういった音の曲が出来あがることが多いのですが、この曲も良い意味で「いつもの」と言うべきレイヴ感たっぷりなノリが繰り広げられていました。先程も挙げたEntityの3rdアルバムVelocityですが、彼らしいハッピー・ブレイクビーツサウンドが詰まった素晴らしい一枚だったので、そういった音が好きな方には是非とも購入してほしいです。Hardcore Undergroundの公式ストアにて注文可能です。

 

 

 

如何だったでしょうか。言わずもがないずれも素晴らしい楽曲なので、もし気に入った曲があれば是非ともポチっと買ってしまってほしいです。昨今の時世もあって音楽アーティストは皆少なからず苦労している状況にあるので、少しでも彼らにお金が回れば良いなと素人ながら願っております。

来年も良い曲が沢山リリースされるといいですね!